nekogatarin's blog

猫を愛するトリマーの日常

お家ケア【ブラッシング編】

あけましておめでとうございます!ネコ語りんです。

 

私は今年、人生で初めて初日の出を見に海まで行きました!

有意義な正月を過ごせましたが、美味しいお節やお餅で正月太りが怖いですね( ˊᵕˋ ;)

 

皆さんはこの正月休みを利用して、飼い犬や飼い猫のケアはできましたか?

このブログで、爪切り猫の歯磨きのやり方について紹介しましたが、どれも飼い主さんの時間があるときやお手伝いしてくれる人がいるときしかできない方も多いと思います。

 

そんな飼い主さんでも毎日スキマ時間に手軽にできて、ペットとのスキンシップも取れるお家ケアが「ブラッシング」です。

 

以前、抜け毛対策としてファーミネーターという、軽い力ですくように毛量を減らせるバリカンの刃のようなブラシを紹介しました。

ファーミネーターでブラッシングをするのも良いのですが、やりすぎると禿げてしまったり、強くやると鋭い刃で皮膚を傷つけてしまうデメリットがあります。

そのため、抜け毛が多い時期にはファーミネーターを、毎日のケアにはブラシやコームを使うことをおすすめします。

 

 

目次

 

 

ブラッシングの大切さ

 

犬や猫は種類関係なく、毎日ブラッシングをすることで毛に付いた汚れを取り除き、もつれや毛玉の予防ができます。

古い毛を取る事で皮膚のターンオーバーを促し、健康的で艶のある毛が生えやすくなります。

長い毛でも短い毛でもブラッシングをすることで全身のマッサージができて血行促進やリラックス効果も!

 

飼い主さんとペットのスキンシップにも繋がるので、ぜひ試してみてください。



 

おすすめのブラシ

 

私がおすすめするのはスリッカーブラシとコームです。

 

スリッカーブラシ

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スリッカーブラシは私達トリマーが一番使うブラシで、

・毛並みを整える

・抜け毛を取る

・もつれや毛玉をほぐす

・マッサージ効果

とたくさんの役割をしてくれます。

 

ブラシ部分は硬いものと軟らかいものがありますが、お家でのケアには皮膚を傷つけにくい軟らかいものを選びましょう。

どのブラシを選べば良いか分からない初心者の方でも、これ1つでしっかりとブラッシングができます!

 

〈岡野製作所 スリッカーブラシ ソフトタイプ M〉

 

こちらのスリッカーブラシは錆びにくく、持ち手が太めで握りやすいのでスムーズにブラッシングができます。

SサイズとMサイズがありますが、基本的にはMサイズで大丈夫です。



コーム

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コームはスリッカーブラシの後に仕上げとして毛並みを整えるときに使うものです。

 

〈岡野製作所 高級両目金櫛 大サイズ〉

 

こちらのコームは粗目と細目の部分が一緒になっていて、粗目でもつれを取り、細目で毛並みを整えます。

また、プードルなどの毛を立たせたい犬の時は、細目の方を使うとさらにフワフワにすることができます。

サイズはいくつかありますが、大サイズがおすすめです。



 

ブラッシングのやり方

 

犬や猫の皮膚は人間と比べると薄く傷つきやすいです。

使用する前に、自分の腕にスリッカーブラシを当てて痛くない強さを確認しましょう。

 

いきなりブラシを使うとびっくりしてブラシに対して威嚇してしまうことがあります。

手で撫でたりしてリラックスさせてから、徐々にブラシを使うようにしてください。

 

毛流れに沿ってまずは背中からゆっくりブラッシングをして、お尻、お腹、足、顔の順にブラッシングをします。

背中以外は嫌がることが多いため、無理強いはしないように注意しましょう。

 

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頭を撫でたり、「いい子だね〜」や「気持ちいいね〜」など話しかけてあげながら行うと、

“ブラッシング=気持ちいいこと”だと思ってもらうことができます。

 

ある程度毛をほぐしたら、仕上げにコームで毛並みを整えるように梳きます。

スリッカーブラシと同様の手順で大丈夫です。

 

ここまでブラッシングのやり方を説明しましたが、注意することが多く毎日やるのは大変だと思います。

ついついブラッシングを怠ってしまい、毛のもつれや毛玉ができてしまうことも…。



 

厄介な毛のもつれや毛玉

 

飼い主さんにお家でのブラッシングを勧めるときに、もつれや毛玉がどの状態なのか分からないと言われます。

もつれや毛玉は毛が使い古したマットのように毛同士が絡まり、ぎちぎちに固まった状態です。

 

日々の生活の中で毛が擦れたり、自分で身体をかいたりすることでできます。

また、飼い主さんがお家でお風呂に入れた後に、絡まった毛がそのまま乾いて固まることでできたりもします。

 

トリミングでは、カットする前に皮膚付近でガチガチに固まった毛玉をほぐすのにスリッカーブラシで何度も梳きます。

そうすると、その部分の皮膚を傷つけてしまうことを防ぐためにバリカンで丸刈りにすることも…

 

ツルツルでも大丈夫!という飼い主さんは良いかもしれませんが、

やっぱりフワフワで可愛いカットがしたい!という飼い主さんは、毎日しっかりブラッシングでのケアを心掛けましょう!



 

終わりに

 

犬や猫にも飼い主さんにも負担なく行うには、子犬子猫のうちからブラッシングに慣れる練習をすることが大切です。

ブラッシングは一番簡単なお家ケアで、ペットと触れ合える時間もできます。

 

毎日できるのが理想ですが、忙しい飼い主さんでも週に1~2回はブラッシングをしましょう。

めんどくさい気持はあるかもしれませんが、飼い主としてペットの為に頑張りましょう!




お知らせ

 

今回より読者の皆さんへアンケートを作成しました!

今後記事を書く際に参考にさせていただきますので、ご協力お願いします!

2022.01.14 アンケート

 

ではまた〜*˙︶˙*)ノ”

 

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降りなさい。